The Sleeping Beauty Ready!

Kids Dance M バレエスタジオ 開催第21回発表会から
2020年の3月以降の舞台は、恐らく一生に1度あるかないかの様相となりました。
私としては、これも貴重な人生経験との思いがありますが、舞台に立つ人達は厳しく大変な事になっています。
その中で5月予定だった発表会が、9月に開催されました。
練習もかなり制限された中で、当初予定の舞台も縮小せざるを得ない状況で舞台が開かれました。
今回は「眠りの森の美女」全幕の短縮版という形で行われ、2021年に再度全幕フルバージョンを再演するとの事。
今回はカメラマンの私が、来年のはなむけとして舞台のハイライトを写真で掲載させて頂きました。
各々の写真はクリックで大きく表示されます。
(写真に関しては、画質を落とした形で掲載しています)

1幕 オーロラ姫誕生とカラボスの暗示

妖精達がオーロラ姫の誕生を祝福します。

お姉さん達と一緒に子供達が舞台を作ってます

各キャラクターのある妖精達の踊りです。

正確な動きとキレの良いトネリコの精

妖精達の指揮官! (^_^)

オーロラ姫の祝福の場に突如現れたカラボスが、針で将来の暗示がされます

妖艶さも漂う悪の軍団!
今回の発表会の一週間前に急遽このような趣向になったそうです。

2幕 オーロラ姫16歳の誕生日

オーロラ姫の16歳の誕生日を祝って、お友達や、王子候補がやってきます。
オーロラ姫が華やかに踊ります

 

王子達がバラの花で祝います

お友達の祝福の踊り

有名なバリエーション

楽しい16歳の祝福の時もバラの中に潜んでいた毒針によってオーロラ姫は呪いの眠りにつきます。

第3幕 オーロラ姫の結婚式

本来は、オーロラ姫が眠りについた後、運命の王子により眠りが解かれるシーンがあるのですが、今回の舞台では、その部分は来年に持ち越しされました。
オーロラ姫結婚式のシーンから

大人達による宝石の踊り~エメラルドの精~

ダイヤモンドの精
ポアントバレエの踊りで必要なのは、きちっとしたアテールのある踊りが大切とどなたか言ってましたね。
猫! ネコ!  にゃ~ん。

ブルーバード。
写真的には、女性と男性の位置関係が離れがちになるのが、このシーンです。
今回は、写真になりました。

オーロラ姫と王子様
見事なスピリッツ

めでたし めでたし
今できる事 せーいっぱい踊りました。
結果が全てでないです。
2020年の異常な状況下での経験、今後はどんな状況も克服できるのではないでしょうか。
何でもそうですが、結果以上に、ここに来るまでのプロセスが人生経験なのです。
良い経験ができたと思います。

今回の経験の元で、2021年版はより素敵な舞台が繰り広げられると思います。
なをプログラムとしては、「眠りの森の美女」以外に小品集も付加されています。
是非お越し下さいませ。
その時期になりましたら、舞台情報を掲載致します。
次回舞台では驚きの出演者が…(^_^)

追記

私含めてカメラマン達も、撮影の5日前から、各人毎日体温を計測し、各人の行動もこの舞台に備えました。

写真の閲覧について

写真の閲覧についてのお話です。
当社に写真撮影依頼をして頂いた場合、写真を閲覧するのに以下の方法があります。

1.印刷された冊子での閲覧
2.インターネット接続されたパソコンでの閲覧

現在ややもすれば、インターネットのみでしか、写真閲覧を提供していない所もありますが、さすがに、全てのお客様に「インターネット接続されたパソコン」環境があるとは限らないですし、パソコンでは色味の確認は困難だと思っています。

但しパソコン経由ですと更に、画像の拡大、世界中からアクセス可能、インターネット注文も可能 となっているので利便性は高いです。

現在お客様から要求の高い項目に、スマホでも画像を閲覧したいという旨が寄せられる事が多くなってきました。
(現在まではインターネット閲覧は、パソコンとタブレット端末で、スマートフォンでは不可となっております。)

スマートフォンで閲覧可能とするという事は、現在小学生でも利用している場合が多く、利便性が高い反面、セキュリティ面で問題となる事も考えられています。

単に画像をコピーされるというセキュリティでなく、興味本位で、画像を学校で他人に見せたりする事ができてしまう事は、運用面でも考えておかなければならず、特にこの問題の方が重要として、スマホでの閲覧は禁止としていました。

現在、スマホでの閲覧要求が非常に多いのも現実なので、スマホ対応での閲覧ツールの開発を実施しました。

以下開発中ツール状況です。
スマホ版でも、演目一覧が表示されます。

演目一覧から、希望する演目を指でタップすると、その演目の画像一覧が表示され、最終的に、拡大・縮小などが行えるようになります。

(以下の画像に関してはセキュリティの関係で、解像度を落としています)

スマホ版でも、簡単なマイアルバム機能(特定の選択操作をした画像のみを集めて閲覧できる機能)も実装するかも知れません。
但しスマホからの注文は当面考えていません。

お教室に配布している注文用紙で申し込む時に、注文する写真画像をスマホ閲覧を参考にして作成して頂くという運用を考えています。

スマホ版のリリースは、2020年中を考えていますので、ご期待下さい(^_^)

写真の色についてⅡ

写真引用元

kidsDanceM
既に15年以上撮影で懇意にしている所で写真掲載によく使わせてもらっています。

技術内容

上記TestSample写真は、カメラの色温度を電球色にして撮ったままの画像です。
通常だとこのような画像が多いのでないかと推測します。
この写真が実際の舞台の感じがするという感想もある事は承知しています。

私がこれを見た場合、肌が赤いし、まるでお酒を飲んで酔ったようだし、衣装の白も赤みを帯びています。
本来グレーであるリノリウムも赤系統になっています。

これを以下のように現像して色のかぶりなどを撮ってみます。

こちらの写真が、お客様への納品写真になります。
あまり補正しすぎないのが、ポイントになります。

舞台上の考察課題

舞台上の光の状況を説明する為の図です。

舞台の奥にいる人達AAは、照明があたっている箇所が、下半身のみという場合が多いです。
特に発表会では、こういう位置で踊ってしまっている事もよく見かけますが、これでは、観客にもよく見えません。

また照明によっては、踊っている人のチュチュが上からの照明によって、その影が白タイツに影響を与え、まるでそれが、観客にはスパッツのように見える場合も過去にありました。
本来はこれらは、ゲネプロ時に確認を行い、照明や立ち位置の変更をすべきものです。

基本は、舞台中央で照明が十分にあたる C の箇所で踊るべきです。
こういうAAの場所の写真は、光が十分でない事や、その為に色も赤みを帯びた物になりやすいですが、それらは現像作業によって、ある程度は修正可能です。
しかし問題点は、光のコントラスト(光の強弱)が少なく、見栄えが悪い物にならざるを得ません。

また、人肌色は、照明が来ていて初めて、その生き生きさが出てくるものです。

よくソロバリエーションに多いのは、舞台脇後方から B のような所から始まる場合があります。
これらも、踊りを見せるような所ではない場合は多いです。
本来であれば、舞台上で光りのある所まで移動してから、踊り出しをすべきものだと思えます。
もちろん振り付けの効果として、意識的にBから始まるという事もあります。

特に全幕物で、例えば舞台上で、メインの方が中央で踊って、それ以外の人達が、両脇に別れているパターンも多いですが、そういう振り付けをされる場合には、舞台照明効果まで意識した振り付けをされる必要があります。

プロの舞台公演の照明では、そのあたりがよくコントロールされている場合は多いですが、発表会になるとそのあたりが、あいまいだったりする事も多いです。

写真撮影では、これらを踏まえて、暗い箇所を撮影する時と、明るい箇所を撮影する時で、ある程度の露出変更作業は必要ですが、更に現像作業で、露出だけでは制御できない、色のコントロールまで実施して行く必要が発生します。

写真撮影時に、照明のあたっている所暗い所を判断して、動的に色温度や色合いを変更して行く事は、まず不可能ですので。