7RM2 レンズ調整アプリ
7RM2には標準で純正レンズに対しては、レンズ補正(周辺光量補正、倍率収差補正、湾曲収差補正)を行ってくれる機能をON/OFF出来ます。
なお、カメラ側純正機能でのレンズ補正機能に関しては、あくまでもその機能を有効か無効かだけを選択できて、その補正値を変更する事はできません。
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非純正のレンズでは、カメラ側のレンズ補正は無効だとメーカは言ってますが、私の見た所、少なくともBatis2/25では、ある程度効果があるように見えましたが…
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レンズ補正アプリ(有料)
しかし非純正のレンズであるBatis2/25等は、レンズ補正機能は効果がありませんが、レンズ補正アプリを入れる事で、上記機能をそれぞれの項目について、パラメータを加減する調整が行え かつその調整ファイルをカメラに複数蓄えておく事ができます。
このレンズ補正機能は、JPEG/RAW共に有効です。
恐らく純正レンズに対しては、メーカ側でこれら補正値をレンズプロファイルとして内部に持っており、それを利用しているのだと思います。
レンズ調整アプリでは、自分でテスト撮影しパラメータを設定してレンズプロファイルを個別に作成する物だと言えそうです。
そこで簡単に試してみました。
純正レンズでレンズ補正AUTOとした物です。結構周辺減光落ちが見られます。
非純正レンズをノーマルな状態で使用してみました。2.0Fです。
こっちはレンズだけの機能のはずです。
レンズ調整アプリを稼働させて、周辺減光のパラメータを半分程度の8(最大16)に設定して撮影した物です。
大分緩和されています。
レンズアプリでなくRAW現像ソフトで 2.の状態のRAWデータをCaptureOneRAW現像ソフトでレンズ輝度を調整してみました。
こちらもパラメータは半分くらいです。
これらから、純正レンズでも周辺減光のレンズ調整では完全には補正できていないです。
Batis 2/25 レンズ補正アプリで調整も可能ですが、どうもRAW現像時に周辺輝度調整したした方が、私には 好ましいようにも思えます。
1.~3.は元JPEGデータを入力し、出力時に更にJPEG変換しているので、その部分は階調性がよろしくありません。
まぁ、Batis2/25のようなレンズは、レンズの味として使う分については、ノーマル状態でも良さそうが気がしています。
まあ 写真の中で何を大切にするかで どれを選択子と選ぶかは、使い手にゆだねられていると思います。