7RM2 でポーズ写真検討?
(過去の記録から再掲載です)
バレエ発表会ではよく舞台撮影とは別に、ホールの別室やホワイエ等でライテイングを入れての撮影 いわゆる「ポーズ写真」というのがあります。
時にこの撮影がとても沢山の人数を短時間に撮らなければならない事もあり、結構大変になります。
相手は3歳の子供から大人までなので、カメラマンも立ったり座ったり、寄ったり、引いたりして撮影せねばならず、この辺りの事がより、効率良く撮れないものかといつも考えていました。
この領域の撮影では、7RM2のような超高画素を利用すれば、現場ではそれほど厳密にフレーミングしなくとも、撮影後処理でトリミングを利用すれば十分です。
一脚のような物
7RM2 + 70-200mmF4 重量はこの一脚の耐荷重2kg 未満の約1.5kg。
レンズの座金のバランス位置がちょうどよく結構安定しています。ホッ
カメラにリモートスイッチをセットしてこれで撮影するのです。
画角はアバウトで結構。高さのみを被写体に合わせて上下させます。
なので 通常の三脚ではダメで、この一脚タイプがベストなのです。
実際に使う時には、一脚の回りを安全の為に椅子で囲んでおきます。
当然AFは顔認識です。右手にリモートスイッチを持っています。
顔認識なのでどこでもピントが合います。
今度はさっとカメラ位置を低くして、パシャ。
ひぇ~ マジ便利ですよ。
超高画素カメラなので、全身ポーズから顔だけを切り出しても、全く問題なし。
CL76HXONとの組み合わせ検討
7RM2 + 70-200mmF4 + CL76HXON です。
ポーズ写真撮影セットの実験です。
一応これで撮れるのですが、一つ問題が。
所詮一脚モドキの足なので、結構微ブレが収まる時間がかかるのです。
それさえなければ、狙った通りの事ができるのですが、このままだとダメです。
微ブレが収まるまで時間がかかりすぎです。
カメラマンはこのセットの所で、カメラを押さえて、リモートスイッチを押して撮るというスタイルであれば、問題ありません。
これだけでも、カメラ側のピント拡大をしなくともピント確認ができるので、充分ですし、何よりもファインダーでなく、下のデカイモニターを見ながら撮影ができるのです。
モニターには縦横4隅に三脚穴が空いているので、上記以外のセットも考えられますが、一脚全体の安定性から言えば、上記スタイルが良さそうです。
モニターをセットしている所です。
このフリーアームよくできています。
たった一箇所を回すだけで、全体を緩めたり、固定したりできます。
モニターを販売している所の純正のフリーアームを購入しました。
一脚を伸ばせば、180cmくらにもなります。
身長の足りないカメラマンでも、これなら、問題なく撮れます。
シャッターは、ワイヤレスのリモートですので。
今まで厳密に言うと、身長の低いカメラマンが、カメラマンより身長の高い人を撮る時には、カメラ位置が低い時がありましたが、これなら、問題がなくなります。
(脚立という手もありますが、脚立では高さが自由にならないので万能ではないと思います。)
基本的に幼少の子供を撮る高さに モニターをセットして、後は、一脚のポールを上下して撮ります。
カメラとモニター間を接続しているHDMIケーブルは、1.5mの物を用意しています。
場合によっては、モニターは現場にある椅子や、他の三脚につけても良いかも知れません。
しかし こうなってくると従来のカメラ撮影の感じではなくなってきますね(^_^)
あまりにも便利過ぎて、撮影現場でカメラマンのやっている仕事が、他人が見たら簡単な物だと思われてしまう事が、一つ問題かと…(>_<)
追記
微ブレの件は解決。
よくよく考えてみたら、通常のライトスタンドを利用する事で、この一脚もどきよりがっちり固定できます。
もともと一脚もどきは、リハーサルビデオ撮影する時の軽量観点を第一に考えていたので、用途としては違う感じですね。