カメラのサイレント撮影について
カメラのサイレント撮影について
今から27年前、私が人生の中で1番色々な写真を撮影していた頃ですが。
近隣にCanonの支店がありまして、私はその当時使っていたカメラに対しての感想と共に要望を出しました。
ちょうどその頃、バレエのレッスンをし始めて、そのお教室のバレエ写真をアマチュアとして初めて撮り始めた時でした。
その当時カメラ友達と話ししていて、古典的に日本舞踊などの撮影では、カメラのシャッター音が大きくて、苦労するという事も聞いていまして、私も初めての舞台撮影でその経験をしました。
Canonに要求したのは、とにかく静かなカメラ。
そしてそれから2年後に出たのは、なんとEOS100という 徹底的に静音に拘ったカメラ。当然購入しました。
それから、今まで、そういう静音に拘ったカメラというのは、あまり耳にしませんよ。
サイレント撮影(無音撮影)を筆頭として、カメラのシャッターがそこの現場の雰囲気なり、機能的な不備を与える局面というのは、非常に沢山あります。
しかし、カメラメーカは、積極的にそこに対しての解を出そうとしない。
それは、私から言わせれば、メーカの品性の無さです
多くの舞台撮影では、音がしない方が良いのは当然ですよね。それをメーカは評価していない。
多くのブライダルの現場で、披露宴でなく、結婚式の写真撮影。トーゼンじゃないですが、カメラの音がしているのは、非常にふさわしくない。
私は親戚の教会での結婚式の写真を撮影しているカメラマンのシヤッター音に対して非常に違和感を覚えました。
野生動物を捕る時、かなり遠方の動物を撮るのではなければ、これもトーゼンサイレント撮影の方が良い。
室内スポーツ競技、たとえば女子平行棒の演技を撮る時にも、当然カメラは無音でなければならない。
メジャーなゴルフ競技においても、ボールを打ち出す瞬間など、無音でなければならない。
多くのプロスポーツ、主に個人競技で、神経の集中度合いが大きいものほど、その場の環境を崩すものであってはならない。
カメラメーカは、なめてんのか! と言いたい。
カメラの解像度を上げるくらいなら、静音というテーマにきちんと対応するのが、メーカとしての品性という物である。
将来的に ある記者会見で、主催者が
「本記者会見は、TVの映像でも放映されるので、音のするカメラ及びフラッシュでの取材はできませんので、退出をお願いします。」
と言われたから、どうするんでしょうか。
他人から言われなければやらない。
そういうのは、最低の仕事スタイルですよ。
自ら率先してユーザ解を提供してこそ評価されるものです。
TAGS: サイレント撮影 | 2016年11月1日