Nikon D5 でSB-5000 を使ってみる
最新のストロボSB-5000はやっと電波式に対応するようになったのと、従来からよく言われていたフル・連続発光時の熱制限などに対して対応する為にクーリング機能(冷却機能)がつきました。(過去日記からの再掲載)
D5で電波式を利用する為には、SB-5000をカメラ直接続としてマスターにするか、 写真のようにMR-R10 + WR-A10のセットをカメラに装着する必要があります。
電波式のメリットは数々ありますが、例えばソフトライトボックスの中にストロボを入れても、電波なら問題なく同期できますよね。
今回は、機器をNikonさんから借りてきました。
WR-A10の箇所は、グリンと回して任意の方向へ持ってこれます。
今メインで使っているMG8000とSB-5000の比較です。
重さは本体のみで、MG8000:416G SB-5000:420g でほぼ同じですが、図体はMGの方が一回りでかいです。
発光量(ガイドナンバー ISO100・1m)は 35mm換算 MG:40 SB:34.5 となっていました。
通常私の利用では天板としてアンブレラに照射して使うので、実際問題どの程度の違いがあるのか気になっていました。
実際使用時には、こんな形で使いますが、この時の実発光量を調べてみました。
アンブレラホルダーは定番の写真工業の物を使用して、ストロボ照射位置をアンブレラの中央に合わせています。
昔はストロボで撮影する時には、ISO100で撮影していましたが、数年前からは、モノブロックのストロボチャージ時間が遅いので(女性アシスタントカメラさんが、バシバシ連続で撮影するので)、チャージ時間を短縮させる為に現在ISO200で撮影しています。
今まではMG8000 + パワーパックなので、こちらの発光間隔は全く問題ないです。一方メインストロボのモノブロックの方は、ISO200で約1.5秒くらい利用できているようです。
上記システムで ストロボから2mの箇所の発光量を調べてみました。
(発光段数 ,発光量(露出計で計測) )
MG8000 (1/1 , F5.6 4) (1/2 , F4.0 )
SB-5000(1/1 , F5.6 3) (1/2 , F5.6 0) (1/4 , F4.0)
(3回ほど測定しましたが)ちょっとSB-5000の方の発光量がおかしいようにも思えますが…)
SB-5000は最新ですが、MG8000はかなり使い込んでいるので、少し発光量が落ちているのかも知れません。
とりあえず、MG8000は撮影現場では、出力量1/2段で使っているので、発光量に関しては、SB-5000を使っても問題はないでしょう。
発光間隔に関しては、発光量1/2であれば、電池フルチャージで0.5秒くらいなので、現在NissinのパワーパックPS-8 がそのまま、SB-5000でも使用できそうなので、恐らく問題はないと思えます。(PS-8はSB-5000も正式サポートしています)
また、PS-8で使っている 延長ケーブルもそのまま使えますし。
今回はストロボ等Nikonからの借り物だったので、PS-8を使っての連続フル発光テストは行っていません。
唯一心配な箇所は、MG8000の方が実際上発光管の耐久性が上だと思える事です。
当面 MG8000を利用して、それが壊れたら、SB-5000を購入したいと思いました。
MG8000は当面 Air1+AirRで利用する事を考えています。
ストロボ単体の操作性は、SB-5000の方が良いです。
Nikonのリモートのストロボは、カメラ側で色々と設定できます。
しかしですね この画面 超~古いインタフェースで即座に変更しがたいです。
せっかくこの液晶画面は、タッチ液晶としての機能を持ちあわせているのだから、ここのユーザインタフェースも変更して、指で、各ストロボのモードや補正量を変更したいものです。
他社もそうですがNikonも同様ですが、背面液晶を液晶タッチパネルにしても、そのインタフェースは従来のダイヤルやボタンを基本にしている事です。
液晶タッチパネルにしているのであれば、ユーザインタフェースもそれに特化したデザインにするのが、本来だと思いますが、どこのメーカもこの事はやっていないですよね。
そんな事誰もが思う事なので、今後の改変を希望します。
とりあえず、私が利用したい機能は調べられたので、これで調査を終了します。
あっ 上記写真は全て 7RM2 +Batis 2/25 で撮っています。結構寄れるでょう~(^_^)