α6300 高感度とわ

PHOTOGRAPH[写真]

Sonyさんから貸し出してもらっているα6300の高感度をちょい評価してみました。
絞りは全てF5.6
α6300 + 16-70F4   35mm付近
D4S + タムロン35mmF1.8

20161116-001a

A6300 ISO1600

(全ての画像は画像をクリツクすると正しい画像データで参照できます。)

ピント位置の等倍

ピント位置の等倍

ISO1600なのでこの程度でしょう。
撮影位置は約20mくらいで、手ぶれ補正OFF 三脚に据えて撮影しています。
2L版程度の印刷では問題ない品質だと思います。

 

α6300 ISO3200

α6300 ISO3200

ピント位置はマネキンの右側目で合わせて 手ぶれ補正On 手持ちで撮影です。
全体的にコントラストが高くなってきており、露出を全体的に1/3程度持ち上げて更に暗部も明るくしたい所です。

20161116-004a

ピント箇所の等倍データです。
色の鮮度が落ちてノイジーな感じですね。

20161116-005a

D4Sの画像データです。
明瞭感のある画像です。
20161116-006a上記ピント箇所の等倍データですが、まぁ問題ないレベルです。
まぁD4Sとα6300のボディ価格が4倍も違うので、当然同じような画質では困るわけですが(^^;)

あくまでも仕事という点で見た場合、α6300は低感度(ISO400まで)で使う分には、それなりに使えると思います。
高感度を使う時には、RAWで撮影し、きちっと仕上げる事が必要になると思えます。それでもISO1600以上は最終印刷サイズ2L程度だと思えます。

まぁD4Sは、現存する仕事するカメラの中では高感度が躊躇なく撮影できるカメラなので、それとの評価ではどんなカメラも比較するのは酷ですが。

私の仕事領域(舞台バレエ撮影が主)では、RAWでISO1600 F4が基本露出で、きちっと撮影できた物に関しては、最終サイズA2でもエンドユーザ見には、可能と言うものです。
最大はISO6400クラスですが、この辺りになると、RAW現像でもそれほどダイナミックには画像調整するのは難しくなってきます。

世の中パフォーマンスを語る上でISO102800などそれ以上のISO感度の事が評価される事がありますが、あくまでもユーザに高品位な画像データを提供するあるいは、作品作成レベルで使うレベルではないと思っています。

α6300は10日ほど使ってみましたが、画像の基本色がどうも浅い感じがしています。
基本的にはアマチュアユーザを対象に設計されていると思いました。

α6500は6300を更にリファインされていると思いますが、基本はAPS-Cです。
その適用範囲をキチッとわかって使う分には、パフォーマンスが高いと思えます。

最近仕事カメラ以外のカメラを探していますが、とても難儀です。
どれも一長一短です。

例えば 7RM2 + Batis2/24 などは、コンパクトで超高画質で、表現も大好きなシステムです。しかし50万もするカメラを あ~た、私のリュックに入れる事はとても好ましくありません。なんたって、バレエレッスンで濡れたウェアが入っている所に、そんな物を入れるのは絶対よくはありません。
要は粗く使って壊れてもそれほど心が痛まず、コンパクトで高画質なカメラが良いのです。これがなかなかに難しい。

α6500もこのクラスになると、カメラの性能でなく、やはり昔ながらのテイスト・外観を持ったX-T2や、E-M1Mark2 に人気が行ってしまうと思います。