昭和の想い
私は昭和生まれの昭和育ち。
この時代は日本で良い時代だったように思います。
昭和歌謡。
基本的には歌詞先行のメロディーライン。
平成の歌は、歌詞以上のメロディーラインの複雑さ。
何も歌詞が聞き手に残らないし、歌詞が残らないと、メロデイーとしての哀愁さも残らない。
今の20~30代の人達は、昭和歌謡をどのように思っているのか、聞きたい所ではあります。
除夜の鐘
どうも京都のある寺院は、住民から除夜の鐘を深夜の騒音として訴えられて、辞めたそうな。
こんなバカげた論理はあるのでしょうか。
例えば、あなたが、京都で生まれて育った人なら、除夜の鐘はそれは生活の一部。
なくてはならない年の瀬を感じる情緒でしょ。
騒音として訴えた人は、恐らくは、その鐘の音の聞こえない所で、生まれ育った人が、そこに移動してきたものと思われる。
そうした場合、その人はその地の事を全く理解もせずに移ってきたとしか思えません。
また、国宝級に指定されている神社の除夜の鐘の音に対しても同じように訴えたのでしょうか。
私が訴えられた寺の住職の場合、徹底的に文化保存の為に、裁判を起こして戦ったと思います。
その地域に生まれ育った人達の文化を一つ取り除くに等しい事です。
なんて情けない。
私は大阪此花区の生まれ・育ち。
大晦日の深夜0時ともなると、除夜の鐘も、船の汽笛の音も聞こえてきます。
後年は、USJの花火の音も聞こえて来ます。
しかし、その土地で生まれ育った人達に対して、年の移り変わりの様々の情緒に対しては、やはり、昔の文化を大切にしたいものです。
USJの花火の音は、新年切り替えのタイミングではやはり辞めて、深夜の荘厳さを感じられる鐘の音だけにしてもらいたいものです。
2016年12月7日