悪夢を見なくなった
昨年までたまに悪夢と言えば、同じような夢を見ていた。
かれこれ何十年も同じ夢を見ていたのですが、今年に入ってから一度もその夢を見なくなった。
どんな悪夢なのかと言えば、
大学入試の時に全く勉強をしておらず、更に願書も出しておらず、それゆえ大学に入れない。不思議な事に、家族はその事に不審な感じも持たず、月日が過ぎて行く。
そしてまた大学入試が近づいて、またその繰り返しとなり、永遠に浪人時代が続くという物。
またその夢と同じような感じで、今度は、大学4年の時に単位が足りずに、大学を卒業できない。また4年を再度実行するのだが、教科書さえ買っておらず、どの授業に出て良いのかわからない。その為に大学の事務所に行って、授業一覧などをもらいに行こうとするのだが、なぜかそこにも行けない。そして、結局大学を卒業できない年が永遠に続くという物。
実体験の大学入試の浪人時には、恐らく人生で一番勉強した時だったと思う。
更によく遊んだ時代でもあった、勉強と遊びがきっぱり分けられて実行できていた時だった。
実体験の大学生活の時は、よく遊んでばかりいたが、試験の時などは、うまく立ち回って単位は取れていた。
もう何十年も悪夢と言えば、上記の物ばかりを見ていた。
恐らく実生活の中のストレスが形を変えてそのような夢を見ていたものと推測している。
昨年末母が亡くなって、今年に入り数ヶ月を経て、そんな夢を見る事はなくなった。
母の事はある意味ストレスになっていたかも知れないが、それが嫌だとかは思った事はなかった。子供だから当然やるべき事を淡々とやって来たとしか思っていない。
逆に母が亡くなってから、幾ばくかの遺産も受けて、人生での制限がなくなってしまったのも事実。
自分の人生が価値のある生き方が出来ているのか、その事に確証が持てなくなって来たのかも知れない。
苦労がある時の方が、人生を踏みしている事を感じる率が高いのかも知れない。
2017年3月22日