バレエ ダンサーへは難しい
FaceBookではバレエ関係のお友達からの映像が掲載される場合が多く、国外の映像は日本の物より多い。
先日小学生くらいのローズバリエーションの映像を見た。
途中の関門である4回のピルエットも3回・4回してテクニックもあり、その他の踊りの箇所も丁寧に踊っているものだった。
ただ私の目には何か不自然に見える所があって、それが何かは初めはわからなかった。
ピルエットにしても、極端な話をすると、軸足のアテールからフルポアントに移行するタイミングが早い。
極端な話しだが、素人の私も調子の良くない時には、軸足が先に回らせてしまう事がある。
またアチチュードにしても何か作られたイメージがあるように見えた。
よく見て見ると、左足が股関節から開いてないように見えた。
子供の頃に国によって選別されたダンサーを生で見た経験もあるが、彼ら彼女らのアンデオールは、腰からアンデオールされている。
それによって、膝、足首に対してのアンデオールのストレスが軽減されている。
ところが、上記子供の踊りは、それが薄い。
ピルエット・プレパレーション4番で、軸足の膝があまり開いていないというか、腰から開いてないので結果として、膝が開いていない。
その為に、ピルエットをする時にどうしても、立ちが早くなる。
しかしこの子供の踊りでは、それをテクニックでカバーしている。
踊りとしては充分訓練された物。
ただここまで訓練された踊りを子供に踊らせる事は、逆に身体の使い方もそのような固まったものになり易い事。
もっと子供の内にしかできない、バレエの基本をより重視した訓練の方が良いのではないかと思った。
このままで行くと将来彼女が、踊りを専門にし出すと、身体に故障が出やすいのではないかと危惧を感じた。
2017年6月2日