CaptureOnePro で element KB (tangent製品)を使ってみる
キャー来ました。
無用の長物となるか、果たして日本で正常動作するのか、色々と心配しましたが…
知る人は知る、知らない人は知らないけど、日本でこの製品を知っている人はいるのでしょうか?
また実際に購入して使っている人は、恐らくは限りなく0人に近いと思います。
USB接続でパソコンで接続すると、小さなディスプレイに写真のように表示されます。
これは何物!
私の現像ソフトは日本で発売されて以来コレ CaptureOnePro 。
上の黒い突起のついた製品 element-Kb という CaptureOneProの各種コントロールを外部から行うものなのです。
私は舞台撮影で全てRAW現像をしますが、その量は数千枚単位。
RAW現像パラメータを今までは、基本的にマウスで行うのですが、とても大変なので、この作業を少しでも改善したく思っていました。
もちろん幾つからのRAW現像パラメータは、キーボードからでも出来ますが、細かくは設定できません。
今回 CaptureOnePro 10.1(現行の最新版)から、tangent製の外部サーフェースが利用できるようになりました。
外部サーフェースとしては、ダビンチソフトなどのカラーグレーティングを扱いトラックボールのついた物など4種類あるのですが、私は、各種パラメータのスライダーをつまみを回す事で対応する kb を購入しました。
ソフトウェァとしては、CaptureOnePro以外に、tangentのホームページから、ハブソフトウェアなるものをダウンロードしておきます。
これでCaptureOneProを起動すると、あらっ不思議、外部サーフェースのデイスプレイに各種パラメータ設定の画面が出てきました。めでたし…
これはディフォルト設定です。
3列×4行=12個のつまみに割り当てる内容は、ほぼ自由にカストマイズが行えます。
実際に Kelvin を回すと、あら~モニターに表示されている色温度のパラメータが連動して変わります。ヤッター!
実際のつまみは12個ですが、規定値では下のBボタンを押すと、違うメニューセットが表示されます。
まだ詳しくは読んでいませんが、少なくとも最初は、12つまみ×2個=24つまみ分が、デフォルトとしてアサインされているようです。
Aボタンもあるので、もしかしたらそれ以上のアサインが可能かも知れません。
このつまみは、指でさわると即表示が変わります。
どうも静電センサーを組み込んでいるような感じです。
つまりの感触も非常に高級感があります。
ちゃちな感じが全くありません。
(当然です高いです! 清水の舞台から飛び降りました(^^;))
高級カメラのピントリングと同じように、ある程度のねばりも感じられます。
つまみと連動するソフトウェア上の各種パラメータの反応速度も問題ありません。
これは私がC1で利用するメインのRAW現像パラメータです。
ホワイトバランスからクラリティまで、この製品のデフォルトとして設定されており、全てが問題なく動作する事を確認しました。
う~ん もう少しカストマイズの仕方を勉強して、また報告させて頂きますね。
いや~ 私の期待通りの製品でした。
TAGS: tangent | 2017年7月6日