役職定年に思う
役職定年…
主に大企業である年齢(例えば55歳等)になった場合、管理職から担当者になり仕事を続けて行く制度です。
当然年収は激減するそうです。
私の推測ですが、
・65歳定年を実現する為にその原資をどこからか調達しなければなりせん。
その原資を単にある年齢に到達したら、賃金を減らして、その減らした分を65歳定年制に振っているのだと思えます。
・また企業の成長速度が著しい場合、管理職もそれなりの数が必要ですが、成長速度が鈍化した場合には、ピラミッド構成の上の方を担う管理者は、余ってきます。
この制度に対して誰も言わないメリットが一つあります。
例えば従来のようにバリバリ定年まで働き詰めで、定年と共に会社を退職すると どうなるか?
そのような人達は、生きがいを失ってしまい、結果論として寿命を縮めてしまいます。
役職定年というある意味、その人の会社への取り組み方に1段階半速ブレーキがかかるので、急ブレーキを伴うそれまでの定年とは違うようになり、退職後の生きがいも活力ある内から、見つ直す良い機会だと思えます。
収入のカット。
会社で人を管理する局面からプレーヤーへの転属。
があり、会社を辞められる人は、多くの人達が止めているのが現実でしょう。
本来であれば、役職定年は、社長にまで及んでこそ意味があるものです。
ある程度の一握りの階級以上は役職定年から外れていますが、これでは実態が伴っていません。
結局の所、役職定年の出発点が定年延長性への原資の確保なのですから、文字通りの役割が薄れています。
役職定年の55歳くらいで支出に対する不安がなくなった人達は、ほとんどが会社を辞めているのが実態だと思います。
・子供が独り立ちした
・住居のローン支払いが終了した
が1番の課題だと思います。この二つの課題を役職年齢になるまでに解決しておけば、ほぼ賃金低下の問題は、自分個人の嗜好になってしまいます。
しかしそうでない場合、例えば50歳で子供が出来その後20年間ほど養育して行かないような場合には、深刻な話になってしまいます。
役職定年で会社離れて、他の会社に新規に行く。
まぁ 一握りの人達は、それでも求めるべき仕事があるでしょうが、世の中全体では、役職年齢到達人があふれかえっているわけでして、うまくは行きません。
他人と同じ土俵で戦う事ほど効率が悪いです。
本来であれば、40代の内に役職定年について動くべき事だと思います。
55歳になつて新しい事を人生の中心におくのはほぼ不可能と思います。
私は元々53歳くらを目標に会社を辞めようと、漠然と考えていましたが、親の介護の事30%程度、自分のやりたい事70%程度の比率で、47歳の時に会社を辞め、個人で写真の仕事をし始めました。
しかし実際の所、当初5年間ほど右肩上がりの収入増が、あの3.11を機会に激減してしまい、それ以降は低空飛行で、貯金などを食いつぶしてきたのが実態です。
舞台写真は、最先端なカメラ機材が必要な領域で、その経費が非常に高いです。
会社を辞めて12年間は暮らしてきましたが、貯金も後わずかになってきて、さぁ~どうするかなぁと考えていた時に、親が亡くなり遺産が転がってきました。
今後の人生を試算してみると、金銭的には最低ラインはクリアーできる試算になっているようです。
私には趣味など好きなものが多くあります。
そしてどの領域に対しても、自分の性格上、とことん知りたいという興味が尽きないので、結構どれも奥深くまで突っ込んでいる事(^^;)
3年前の心臓手術。
それと健康。
それら全てに少なからず悪影響を与えるアルコール類を辞める事にしました。
今後の人生をクリアーに行きたい。
と言うのが、現在の考えです。
なお 禁酒と行っても家飲み(自宅内での一人飲み)禁止で、外で友人と飲むのはアリですので よろしくお願いします(^_^)
2017年10月27日