クロスビー レビュー

海老名SA

1【前提及び購入契機】

以前に乗ってした車が ハスラーJスタイル2 4WDターボ その他代車で一週間ソリオです。車乗車経験が実質1年程度しかない車初心者です。
仕事で使うカメラ機材を運搬する為にハスラーを購入しましたが、乗っている内にドライブそのものが好きになり、片道400km程度の旅行にも使うようになりました。
軽自動車では、特に高速での長時間運転時にどうしても疲れを感じるようになり、普通車への乗り換えの必要性を半年程度で感じていました。
その時の乗り換えターゲットとしてはイグニスを考えていましたが、イグニスでは、大人3人乗りで更に70kg程度の撮影機材を乗せるには、厳しいと考えていましたが、その内にクロスビーが噂されるようになり、実際の販売を待っていました。

2【エクステリア】

ハスラーベースなので特に違和感がありません。
元々運転歴が浅い事もあり小型車が希望であり、車体全体が数値上小さく軽自動車からの乗り換えにはちょうど良いサイズ感でした。
東京モーターショーで実物を見た時には、小型な数値以上に、外観のボリューム感があり、かつ室内スペースも広く感じられました。

ボディカラーは、ハスラーJスタイル2でしかリリースされていない赤白ツートンを希望していたのですが、その色がなかったので、ラッシュイエローにしました。

最終的に今回の車で日本国中乗り回す事を考えていますので、安全性をベースにデザインを選択しました。
・モノトーンは雪国ではあまり選択されないらしい
・赤色は実際の距離感として現実より近くに感じられる
・黄色は現実の距離感に等しい
・青色は現実の距離より遠い箇所に感じられる
と言う事を考慮しました。
デザインだけで言えば、黒白-赤3トーンが大人ぽくって良かったのですが、上記理由も込みで、黄色系統を選択しました。

新春時に放映されていた女子駅伝の第一先頭車両が、クロスビーのラッシュイエローだったので、それを納車前に見て、意外にどっしりした走りと見えました。

3【インテリア】

最初に車内部を見た時には、ハスラーと全く異なる重厚感があり気に入りました。
東京モーターショーで、運転席に座った時に、シートの堅さ加減・見晴らし、運転席周りの空間の余裕を一瞬で感じ取り、その時にクロスビーの購入を決意しました。
結構自分は直感的なタイプかも知れません…(^^;)
フロントパネルがオフホワイト系で、これだけは納得ができませんでした。
最終アクセサリー決定時に、フロントパネルはブラックに変更し、実際のブラツク変更後は、重厚感が一気にアップし別な車の雰囲気さえ感じました。
フロントパネル付近が、黒とシルバーで統一されてデザイン的には自分には納得です。


ハスラーでは助手席前のグローブボックス付近に、小さなトレイを出す事が出来ていて、これが意外にも便利でしたが、この機能がないのはNOGOODです。

後部座席は、後部の荷室空間との共用ではありますが、座席的にはとても広くて良いです。ハスラーと比較すると後部を全て荷室空間とした場合には、若干前後が短いのが、少し難かなっと感じています。

後部座席空間が広い割には、後部のルームランプが一つで暗いのではないかと思っていますので、ルームランプは前後共にLEDタイプのものに変更する予定です。

4WDですが、ラゲッジ下の空間もある程度確保されていますので、そこには、緊急用の道具(三角版、パトランプ、LEDタイプ赤警告等、蛍光色ベスト、山歩き用シューズ、車簡易掃除道具)を格納しています。
今までは、これらは、ダンボールに詰めて、ハスラーの後部に積んでいましたが、それらを見せずに収納できて良いです。

夜はグローブボックスの内部が暗いので、ここもアクセリーオプションでライトを増設予定です。

左のナビゲーション領域には、私は純正の8インチナビを付けましたが、ナビ枠も光沢のある黒パネルなので、黒フロントパネルと統一がとれて良かったと思います。
ナビは角度を変更できないので、外光が入った場合、見がたくなるので、ここもナビシェードが別メーカから販売されるのを待っています。
ナビシェードは、メーカがきちんと用意すべきアクセサリと考えます。

ナビゲーションは、全方位ナビとして車を俯瞰して見渡せるビューがバックだけでなく、前進動作でも差動させられる事ができるので、ごく狭い場所での切り返し等でとても役に立ちます。

4【エンジン性能】/【走行性能】

車素人なので全く技術的にはわかりませんので、感じたままにレビューしかできませんが…

6ATの変速でCVT並に全くギヤチェンジを感じさせません。
ハスラー4WDターボでは、アクセルの強弱をかなり頻繁にして車体をコントロールする必要がありましたが、アクセルでの車体キープ力がさすがに高く、少ないアクセル操作で加速もするので、アクセル操作全般が緩やかになりました。
ブレーキは最初の内は、信号停止する時に、最適に滑らかに止められませんでしたが、1700km走ってようやく、スムーズにとまれるようになったと思います。
西伊豆地方を数回走りましたが、自分自身制限速度内で走る事しか考えていないので、その意味では、急カーブ登りもドライブモードでの走行で普通に走ります。
下りの急カーブでは、一人乗りでは、通常ドライブモードで一時パドルシフトで2速に入れて走行する場合が多いですが、2速でのエンジンブレーキはよく効く方だと思います。
3人乗りだと重量が増加した分、エンジンブレーキが弱いかなっと感じます。
但しブレーキペダルの踏む・離す時のコンロールで、結構しなやかに回れる事は経験しています。

性能に関しては、ハスラーとは全く異なり、当初予定通り、高速走行に疲れる事がかなり軽減されましたし、通常走行でも、50~70km/hレベルが、驚くほどしなかやに走行します。ハスラーでは、その速度で走ると結構緊張感が高まってきますが、全くの安定走行するので運転が楽になりました。
川口ICから登りの首都高沿いの一般道では、かなりの速度で皆さん走っていますが、特に夜は街灯も少なく、ハスラーで走っていた時は、嫌な道でしたが、今は全く楽で、逆に速度が出すぎる事を押さえる位です。

5.【乗り心地】

乗車感覚としては、車全体を細いコイルで小さな振動を吸収し、更に太いコイルで大きな段差を吸収しているな感じがしており、とても良いです。
走っていて気持ち良い振動を伝えてきますし、整備された市街有料道路では、タイヤが道路に吸い付いて極上の走りとなります。

6.【燃費】

燃費は 以下の通りです。
長距離(伊豆一週にて高速60% 市街地40% 468km)一人乗り 17.4km/L
長距離(西伊豆一週にて高速50% 市街地50% 379km)三人乗り 15.7km/L
短距離(都内銀座周辺 40.8km)一人乗り 13.6km/L

7.【値段】

MZ 4WD で1番高い物を購入しました。
1.4Lターボのスイフトスポーツより高い価格設定で、初めは高く感じましたが、走りだけの車ではない事も考慮した場合、1700km走行した現在は、適正価格なんだろうと思っています。

8.全体感想

この車を端的に言えば、
「このサイズ感でとても優秀な足回りをベースとして全てバランス良く詰め込んだ運転し易い車」となります。
これ以上ゴテゴテ機能追加など、逆に考えないで欲しいとも思えます。
敢えて私は、高級車や排気量の多い車の経験がない事もあり、満足度は非常に高いです。

9.苦言

苦言を一言だけ。
「オプション部品が足りずに納車がどんどん遅れるなど、全く全体の生産計画が立ってない」と感じざるを得ない初期出荷部分は、多いにススギに反省して欲しいと考えます。