定年退職後の考察

生活[LIFE]

私は既に会社勤めを辞めて13年くらいが経過し来年には60歳。

大学時代や会社に同期入社の友人達もほぼ同じ年齢になり定年退職後の生活を始める友人達が多くなりました。

多くの人達は、定年退職後も他の会社に再就職を行い という生活が多いようです。
しかし極端な意見ですが、それは間違った人生としか私には思えません。

もちろん定年退職でなくもっと若い時代に退職・再就職というのであれば、それはキャリアの積み重ねや自分の人生チャレンジなので特に私の言うべき事ではありません。

お金がなくて安定収入がなければ生活できないのであれば、定年退職後の再就職はそれも正解ではありますが、私の昔からの友人達が働いている会社は大会社、それも定年退職なので、家庭があったとしても家のローンや子育ても終わっているあるいは決着がついてる場合がほとんどだろうと思ってます。

恐らく仕事意外にやる事が人生の中で見つけられない事及び、仕事で頭を使わなければ老化の早まりなどを危惧しているのかも知れません。

しかしそれらは私の経験から言えば大誤りです。

退職後の再就職でさえ後5年もすれば、ほとんどの場合は、再就職の会社も終了となるのがほとんどでしょう。

結局は、会社勤めが終わった後の人生を先延ばしにしているだけです。
そしてその先延ばしは、どんどん老いていく身体、頭をより応用の効かない状態に持って行っている場合が多いのです。

退職時に考える事は、誰もが以下の事だと考えます。
・認知証リスクを低くする事
・健康人生を長くする事

人生をより自発的に生きようとしている人と、非自発的な人。
非自発的な人であれば、再就職しなければ、恐らく上記リスクがより増すと思われます。
自発的な人であれば、再就職期間は逆に、自発的活動年齢を無駄に消費している事になります。

どちらにしろ良い事なんて事はありません。
私からすれば、非常に貴重な時間の無駄遣いとしか思えないのです。
もちろん例外はあります。
再就職での活動が人生の中で最大の有意義な仕事となる場合もあります。
そういう事はまずありません。

私が勧めるとしたら、再就職は基本的に行わない。
そしてまず健康生活を行う事。
恐らく定年退職をする人達は、身体になんらかの障害を持っている場合が多いです。
それを修正する為の活動を、まず実施する事です。

よく再就職で新たな何かにトライするという事は、それは脳細胞の違う所を活性化させる可能性があるのですが、その事が成功する事はまずあり得ません。
成功しない事へのチャレンジを長くできる事を生活の中に入れて行く事が必要なのです。

よく退職後何々のグループに入って、NPO法人に入って他人への貢献に活動したいとか… それが既に間違っています。(もちろん例外はあります)
今まで集団の中で社会を生きてきたのですが、他人に自分の人生を預けるのはやめましょう。
自分が個として活動できる事をやりましょう。
自分が社長となりやるのも良いです。

若い時であれば、仕事なんかせずに遊びたかったはずなのです。
能動的な遊びで身体を使う、脳ミソを使う。それが私のお勧めです。
それは怠惰な生活を意味していません。
自分で食事も作る、掃除もする、ウォーキングもする そういう生活があります。