夏の墓参りと大坂

生活[LIFE]

お墓参り

8月26日に実家のあった大坂に母親の墓参りに行ってきた。
お墓はUSJのあるユニバーサルシティ駅の一つ手前の安治川口、徒歩5分という所。
昔はこの辺りは、なんにもない所だったのだが、USJが隣り駅にできて、一気に様変わり。
大坂駅まで電車で一本15分の距離になってしまい、昔はなかったホテルなども出来上がっていました。

駅前には、たかが人口6万5千の市町村としては、やたらとでかい郵便局も出来上がって、道も整備されている。
ちなみにUSJの1日平均の入場数は約4万5千人。

昔はこんな所に気の利いた駐車場なんて言うのもなかったのに。

但しまだまだ住宅環境的には閑散としている。
東京だと東京駅に電車1本で15分の場所の不動産価格はとても高いと思われるが、この地域はUSJ以外は何もない所なので、不動産価格はまだまだ安い。
現在でもほとんど商業施設はなく、工場が多いだけである。

そしてお墓は昔閑散としており、いつ寂れてしまってもおかしくないような所が、今やぎっしりとお墓が建ち並ぶようになってしまって、以前は墓内部の道だった箇所にもお墓が所狭しと並べられて、有名墓地になってしまったようだ。

今年の夏は、非常に暑い時もあったが、東京ではそういう時に歩いてもほとんど汗をかかなかったが、今回、墓参り時晴天配下では、ひさびさ汗をかいた。

USJが隣駅にある関係で本来は寂れて行くはずのお墓も、一躍人気となってしまい、当面は、お墓自体がなくなるという事もなさそうと思った。

大学時代の友人達

今回お墓参りに合わせて夜は大学の友人達と懇親会をした。
たかが7人なのだが、これでも私がいた学科は、17人しかいない所なので、出席率は高い。
ちょうど今後1年間で60歳を迎える者ばかりで、その後の事などが話題になったが、私以外はほとんど会社員。
彼らは役員・部長クラスが多いが、私からすれば、人生をとても狭い範囲で生きてるようにも見えた。
視野が狭い方が幸せという考え方もある。

が、私としては、できるだけ自分の周囲の事は、知りたい、自分で積極的に生きたい思いが強いが、やはり40年近く会社員だった人達は、会社人としての見方が基本になっているように感じた。
また会社員を止めて、直ぐにやりたい事はどうもなさそうというのが、現実のようだ。
なので会社を直ぐに退職して自由に生きるという道はなく、会社にプレーヤーとして残るか、現在の会社を退職して、別な会社に働くというのが、定番のようだ。

それは悪い良いというものではなく、私の価値観からすればもったいない感じを持たざるを得ないと思った。
人生 時は短し。

私が感じている今は、彼らが年金をもらう65歳に会社勤めを全てやめて初めて、第2の人生を踏むものと思っているが、私は会社を辞めて13年近くが経過するわけで、彼らは、65歳から13年後は78歳。もうその時に、やりたい事も狭まっているように思う。

私は幾つかの幸運に恵まれている事もあるが、人生を時がある限り楽しみたいと思っている。