ミラーレス全般のAF問題 #2
以下私の推論上の考察です。
問題概要
像面位相差AFは画像センサーの一部をAF用に利用しているわけで、AF用のセンサーに使われた画像ピクセルの分だけ、画像欠落をしている事になります。
但しこのAFセンサーに使われた画像ピクセルの損失が画質に影響を与えている事は、事実上無視できると思えます。
本題
像面位相差AFの基本原理は、異なる2ピクセル間で発生する明暗差を検出用AFセンサーで測定する事です。
ここから何が想定されるかと言えば、本来の画像センサーの一部をAF検出用のピクセルとして用いていますので、ピクセル感度が大きい方が、位相差AFの位相差を正しく判断できる可能性が大きくなると推察されます。
40M画素のカメラと20M画素のカメラでは、センサーピクセルの大きさが異なり、ピクセル感度も異なり、これがそのまま、AFセンサーの感度にも影響している事は十分に考察できます。
一眼レフ機は、画像センサーとは別立てのAFセンサー専用センサーを使うので画像センサーのピクセル数や画像センサーの感度とは無関係に精度が決定できます。
結論
相対的な事になりますが像面位相差AF性能に関しては
画素数を大きくすればするほど 性能低下
画素数を小さくすればするほど 性能向上
という事が基本原理になると思えます。
シビアなAF性能重視を考えるならば、適度な画素数のカメラを選択するのがよさそうです。
大は小を兼ねないです。
デュアルピクセルAFは、原理上、画像センサー全体をAFセンサー化できるメリットはあると思いますが、センサーの大小による問題は同様にあると思えます。
将来的にはセンサー自体のダイナミックレンジの拡大とともに実質上センサーピクセルの大小問題も無視できるようになるかもしれません。
これらを踏まえて パナソニックが2018年2月に開発発表したグローバルシャッターは、このAF問題にさえある種の改善になっているのかもと期待があります(^_^)
Nikon Zシリーズ
私がZ7を購入したのは上記問題とは別で、基本的に大人数の集合写真や舞台全景を撮る為および風景での大自然相手用として、シビアなAF性能よりも画素数重視に購入する必要ありとして、購入しています。
しかし仕事の舞台撮影では発表会の個人抜きでは AF重視 なので
小さい声で 「Z6も買うかなぁ~」 と思ったりして…(>_<)