写真現像作業
現在の現像作業環境です。
現像ソフトは CaptureOnePro それに tangent社の elemet-kb と ripple。
どちらも B&H から海外輸入しました。
左下に見えるelemet-kbはつまみだけですが、高級レンズのピントリングを回すような良い感触があります。基本的につまみだけですが、そのつまみにCaptureOnePro の各種スライダーコントロールを割り当てる事ができます。
つまみの反応速度も変更可能です。
製品自体のハードの出来もちゃちな所がなくとても良いです。
マウス利用だけのUIだと、スライダーを動かす時点で、目線が画像から離れてしまいますが、現状はつまみ位置も頭に入っているので、視点を画像を見たままでコントロールするのが普通となりました。
モニターの中央下にある、赤いボールが三つ見える箇所が、rippleです。
実際には、ボールと回転円盤ボタン2個のセットが3組ついています。
これらも色々とカストマイズが可能ですが、基本的な使い方は、カラーバランスのカラーホイールをダイレクトに扱う為のものです。
カラーホイールのように2次元的にコントロールする必要がある場合には、マウスで操作では非常にツライ事もあり、よほどの事がない限りは使いませんでした。
elemet-kbの使用感が良かったので、現像のさらなる向上を求めて、rippleを導入しました。
現在もカラーホイールの使用局面は少ないですが、使う時には徹底的に画像を補正します。実際問題、カラーホイールを使うには、このようなボールコントロール機器が必須だと思えます。
CaptureOneでは、輝度の低、中、高に対してそれぞれ、輝度とカラーバランスを変更する事ができますが、rippleで初めて実使用できるものだと思えます。
追記
舞台撮影では、顔が赤系統に流れる場合が多いのですが、カラーホイールで中間調に対してちょいっと調整するだけで、その部分のみ肌色系統に取り戻す事が可能です。
この簡易な操作で効果大の方法は、カラーホイールの利用なくして難しい事です。
通常のホワイトバランスと色合いの変更では、画像全体の変更を伴うので、それだけで顔の色バランスを適正にすると画像全体が色バランスが崩れてしまいます。
右下のマウスも今年の春先に、トラックボールに変更しましたが、特に問題はないようです。
現像を数千枚単位で良質に行うには、こういうコントロール機器使用の効果は高いと思います。
ただ唯一問題は、値段ですかね~(>_<)
2018年11月28日