Lumix S1 操作系
Lumix S1 の操作系の一部を紹介したいと思います。
S1は私の知る限りミラーレス系の中でNo1の操作系を持っていると思えます。
Lumixはマイクロフォーサーズの経験があるとは言え、フルサイズミラーレスの初号機でここまで練られた事に拍手を送ります。
Nikonも外部インタフェースなりは考えられていますが、内部のソフトウェア体系がうまく行ってないと思えます。
ソフトウェア開発技術者としての経験を持っている私から言わせれば、一度作り込まれた操作系のソフトウェアは、一気に変更する事はほとんど不可能ですし、部分的に強化・改善するとしても、全体のソフトウェアの体系がない所には、とても限定的な対応とならざるを得ません。
私のHPですので忌憚なく言います。
Sonyのαシリーズの操作系は評価に値しませんし、オリンパスのそれは、一つ一つの機能は非常に練られた機能を発揮できるようになっていますが、操作性に関しては、洗練されていません。
非常に厳しい言い方をすれば、Sonyの技術力は、素晴らしいハードウェア・電子素子を有しながら、それを最終的にカメラにまとめあげる事ができず、単なる素子を集めた箱という形しかないと思えます。
恐らくこの事は、Sony体質だろうと思えます。
全てカメラの背面モニターを写したものです。
瞳認識の事例です。
クロス表示の白線は、AF-S AF-C でも、自動的に認識します。
ちなみに画像情報表示は、画像の中身に表示させていますが、当然、画像の外に表示させる事もできます。
レリーズボタンを半押しすると、緑色表示となりAF-S ではその時のポイントに固定されます。
AF-Cでは、クロス白線は、緑となって、瞳を追いかけます。
瞳認識については、左右の目の選択はできず、手前の瞳のみです。
人・顔の認識は最大15人までで、認識された人の切り替えは、タッチパネルで直接指定するか、背面ボタンを押して切り替えていきます。
なを画像を再生させると、表示は、四角表示となります(^_^)
再生時には、当然ですが、事前の設定で、画像全体の中心から拡大表示や、AFポイントを中心に拡大表示なりを選択できます。
AFモードボタンを押すと、各種AFエリアモードが選択できます。
自動認識モードにして、瞳認識等が行われますが、動物認識のON/OFFを選択できますし、更に、AFエリアにおいて、自動認識+個別なAFポイントを設定する事もできます。それらの切り替えもAF時に行えます。
AFモードの左から2番目は、AF-Cの時に追尾AFとなります。
AFの大きさは、自由設定できます。
メニューの機能選択は、左縦ラインの二層+詳細になっていますが、それらの選択は、カーソルポイントをフォーカスキーなどで自由にずらして選択する方法も、メインダイヤル/サブダイヤル/背面ダイヤルなどで、個別に選択する事で、かなり高速に求める機能を表示させる事が可能です。
ちなみに上記人マークの箇所は、Nikonと同じくマイメニューになります。
多くのメニューから自分がよく使うメニューをあらかじめ登録して使う形になります。
マイメニューのないカメラなど論外でしょう
メニューの文字も大きくとても見やすいですし、老眼でも大丈夫でしょ(^^;)
3:4表示にさせて、画像センサー枠を表示する「AFエリア表示」をONにしました。
舞台など暗い場所を撮影するには、ある意味必須の機能ですが、当然備わっています。なを表示枠の細かい指定(太さ・色等)はできません。
画像の縦横比は、主な物は全てありますし、見慣れないものあります(^^;)
2:1などを選択すると こんな感じです。
ボタンカストマイズを設定する時には、まず始めに撮影時と再生時に分けて、ボタンを個別に設定するようになっています。
再生時設定の時に表示です。
グラフィカルに表示させるのも当然ですよね。
なを、全てのボタンのカスタマイズができるわけではありませんが…
まぁファーストバージョンだし…
妙に表示と言えば、ズーム操作時に画角を表示させる事ができます。
意外となんなく そこはとなく 良いかもしれません。
ズーム操作が終われば、1秒後くらいに自動に表示は消えます。
背面モニターの鮮やかさは、さすがにTVをリリースしているパナソニックだと思えるほど、非常に優れた表示になっています。(写真撮影上は縞々になっていますが)
もちろんメニュー系では、Qメニューという物もあり、この中もほぼ自由にカスタマイズできます。
特にEffect(フィルター)は、画像を表示しながら、その効果を確認つつできるので重宝します。
意外によく考えられているのは、上記写真の中で、その時に設定を選択するのは、後ろダイヤルを操作せよ という事が一目瞭然な事です。
舞台撮影や暗い場所でのカメラ操作で必要な、ボタンイルミネーション。
すべてのボタンがイルミネーションされるわけでなく、どうも、親指から遠い場所にあるボタンのみのようです。
ファインダーをのぞいたまま操作できるボタンはイルミネーションしていないようです。
なをNikonを使っていて一番よくないと思っているのは、画像再生ボタンや画像拡大・縮小ボタンが固定である事です。非常に使いにくいです。
画像の拡大・縮小操作は、ダイヤルでできて当然なのにと思ってしまいます。
(ボタンにあらかじめ設定した拡大率で表示させる事はできますが)
S1は当然ダイヤルで拡大縮小ができますし、再生ボタンをほとんどのボタンに再割り当て可能となつています。
これによって、私は、カメラの前・レンズ横のボタンに再生ボタンを割り振っているので、右手操作だけで、再生・撮影の切り替え、画像の拡大・縮小ができてしまいます。
その他 こんな操作はできるのか なんて事がありましたら、お知らせ下さい。
2019年4月12日