時は移り変わり行く物

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新藤事務所が不動前から事務所をたたむそうな。
新藤さんとは、CANONのST-E2の情報を求めていてネットで知り合いとなった。
その後インターネットで知り合った人々が実際に出会う場をオフ会と言って時代にオフ会を通して沢山の人と出会った。
私は恐らく新藤さんがいなければ、多くのカメラマンに出会う事はなかったのではないかと思う。

時代が移りST-E2の機能は、GODOXが担うようになった。

世の中技術は進歩し、便利になって来ているが、便利になればなるほど、それまで事象の本質の所を感じて対応せざるを得なかった箇所が、ややもすれば、便利さの裏側に隠れてしまうような事があるんじゃないかとも。

煩雑だから物事を一つ一つ構築して行く所に、物事の基本の箇所を感じて対応して行き自分の感性・技術が磨かれてきた所もあり、その一方で便利になり、そんな細かい所は感じなくても、多少雑でも、ざっくり結果だけ良ければそれでいいじゃん。
安いんだから...

なんて言うのが、現代の大きな流れなんだろうと思う。

これらも世の中便利になり、それまで蓄えられてきた文化が過去において行かれ、新しい文化が一般化してくる。
それも時代の流れだろうとは思う。

カメラ自体はその利用性は確かに上がっているが、私には、ベースとなる部分はそれほど変わったとは思えない。

写真界隈も、後20年もすれば、自分でライテイングを現場でコントロールしたり、場合によっては、シャッターも切らず、現場ではラフに撮影しておき、後行程でAIの元で、「ちょい左斜め上から照明を強くして 全体にメリハリをつけて」なんて言う指示をコンピュータに指示しながら、写真を作成して行く時代になるのであろうと思っている。
但しそういう時代になったとしても、そのベースの本質は今とそれほど変わるような事はないように思える。

時代と共に変わる物、変わらない物、見えにくくなっている物を見極めながら、生きて行きたいと思う。