SSDの寿命について
OS用ドライブはSSDというのはもはや常識ですよね。
ところがSSDを構成しているNAND半導体素子については、寿命があるんです。
書き込む事によって寿命が低減して行きます。
実際には、ディスク全体の半導体を平準化しながら使う事によって、一つの物理素子に書き込みが集中しないような構造になっています。
その寿命スペックは一般的に TBW (TeraByte Write だと思う...)という指標が公開されている場合があります。
例えば SSD 500G の TBWは 750 になっている製品があります。
750TbyteまでOK となりますが これがどの程度なのかは 各人の使い方によります。
私の場合、バレエ発表会では 1T(500G×2 RAID 0)を作業用DISKとして使っていますが、平均値というのはありませんが、仮に750Gbyteを一回の撮影あたりにデータを書き込むとしますと...
750T ÷ 0.75T/回 = 1000回
となります。
1000回の発表会の処理をすれば、保証値の750TBW を使い切る事になります。
仮に20万円/回の売り上げがあるとすれば(実際には20万あるというのは最近は少なくなりましたが シクシク...)、
1000回×20万/回 =20,000万円 = 2千万円
こんなにたくさん売り上げがあるなら、全然ノープロブレムですよね(^_^)
ちなみに実際の書き込み量に関しては、windowsでは CrystalDIskInfo でわかりますので、TBWとの比較で、自分のSSDの寿命の予測がつく事になります。
TBW が仕様として公開されているメーカとそうでない所があります。
この事を考えれば、明確にTBWが公開されているメーカのSSDを購入する方が、信頼性が高いのでは という考え方もありで、私は今後は、TBWが公開されているSSDを購入する事にします。
ちなみにTBWが公開されているSSDの例としては 東芝製メモリを使っているこちらなどがあります。
CrystalDIskInfo では、TBWがSSDファームの中に設定してある場合には、TBWが表示され、そうでない場合には、表示されないようです。
なをTBWは、容量の大きい物は、当然TBWも大きくなります。
上記東芝製メモリのSSDは、500G-750TBW 1000G-1800TBW となっています。
OSディスクなどは、実際には、100Gbyte程度しか使わないから、240GbyteのSSDで十分とするのか、いやいや、もっと長期的に使いたいので、500GbyteのSSDを買うという人も それは正解だと思えますし、OSディスクに頻繁に書き込みを行うかどうかでも、全く寿命は異なってきます。
2019年8月17日