120-300F2.8 Nikon&Sigma

PHOTOGRAPH[写真]


(上記画像はNikonサイトから引用)

120-300F2.8と言えば長らくSigma製品しかありませんでした。
但しこの製品初期の頃は、ピント関係がめちゃくちゃだった経験があります。
特にCanonでは良い記憶がありません。

最新バージョンでかつNikonボディでは、仕事で使えるレベルにはなっているのですが、それでも、Nikon200-400F4と比較すると、解像感がいまいちかなぁ~という面と、VRもよくない感じ、更にとても問題なのは、色温度がNikon製品と比較すると、50k程度赤いので、仕事で使った場合の、現像時にとても苦労していました。

但し、120-300F2.8は実使用では、1.4倍テレコンを組み合わせて、168-420F4として使う場合がほとんどて、画角的には舞台撮影としては、最適な組み合わせなのです。

168-420mmの最適さの意味

私の場合は、70-200mmレンズの広角側 つまり70mmで舞台全景を撮れる場所を撮影場所とします。

70-200mmは舞台の全景からグループ撮影までを受け持ちます。
個人抜きをする場合には、それ以上の望遠が必要になります。

基本的には、パドドゥを200-400で撮りきれるかと言えば、アダージョでの女性リフトアップ時には、カメラ横位置では200mmでも収める事ができない場合があります。

また、幼少の子供達が舞台場に座ってしまうような場合には、もう少し、テレ側が必要な事もあります。

そういう難点を、168-420mmでは、カバーできてしまう事が良いのです。
また、70-200mm と画角が一部被っている事も撮りやすい。

Nikon純正なので、レンズによる色の付き(主に色温度の相違)も整うので、現像も効率的に実施できる事になります。

120-300F2.8というネイティブな画角は、相当小さいホール(キャパ200名程度)でしか活用しませんが、1.4倍テレコンと組み合わせて、舞台撮影プレミアムレンズになると思えます。

今後の舞台撮影の最上位レンズは、このレンズと1.4倍テレコンになる事は、間違いないと思います。
但し価格が…(>_<)

定価138万 市場価格118万 となっています。

最上位クラスのレンズで、こういうレンズは、年月が経過しても安くなる物でもありません。

Fレンズの70-200mmF2.8は、現在はZ7と組み合わせて使っていますが、これは、現状の所全く問題ない、性能です。
まぁ その内、Zレンズに乗り換える予定ですが、恐らく、FとZの相違は、一般的な観察ではわからない程度であろうと推測しています。

主な仕様比較

ピント合わせ:
Nikon  インターナルフォーカス (ズームでピントが変わらない)
Sigma  バリフオーカルフォーカス(ズームでピントが変わる)

手ぶれ補正:
Nikon 三脚時補正あり(コレッ!  かなり良いです)
Sigma 三脚時補正禁止

最短撮影距離:
Nikon 2m!  (300mmF2.8 で 2m スゲー)
Sigma 1.5~2.5m

大きさ:
Nikon 128mm×303.5mm(レンズマウント面からレンズ先端まで)
Sigma 121.4mm×291mm

重量:
Nikon 3250g
Sigma 3390g  (Sigmaの方が重い)

フィルターサイズ:
Nikon 110mm (110mmのフィルターって幾らよ!)
Sigma 105mm

市場価格:
Nikon 1,128,600円(ヒェ~ Sigmaの3倍の価格)
Sigma 304,920円

Nikon 120-300F2.8は 海外での評価は

スポーツ撮影では、夢のレンズ、ゲームチャンジャになるレンズ と評価されており、最高賛辞が上がってます。

MTF曲線を見ると、なんと、70-200/F2.8 FL よりも、更に単体の300F2.8VR2より良いのですから(!!!)、信じられないような解像度なんだと思えます。

またCanonが周回遅れで同様のレンズを出すでしょうが、東京オリンピックでは無理でしょう。

私は、CanonからNikonに移行した時の半分くらいの理由は、その当時Nikonに200-400F4が出た事で、当然それを入手したほどです。

さて、この超~価格のレンズ いったいどう なるんでしょう!!!!