今後の予測も怪しい
私の今までの予測は 早くて以下のような物。
5月末まで 現在の非常事態宣言継続。
6月から 一部緩和
7月から 更なる緩和がありながら、経済再開。
と思っていたが、どうも実態は、異なるようだ。
行動変容
よくこの言葉が言われるが、世の中の人達の多くはこの言葉を間違って受け止めている。
自粛制限がある為に、その行動に従っている。
これは 行動変容されているとは言いがたいものです。
本来この言葉が目指す所は、変えた行動が自分の生活の中で習慣化される事です。
ご飯を食べたら歯を磨く事という行動は、習慣化されていますよね。
それと同一です。
習慣化されている行動には、それほどストレスは伴わないです。
私は、コロナ騒ぎの一歩前の今年1月1日から、毎日早朝の10kmトレーニングをそれまでとは異なって、生活の一部として習慣化する事を意識してやってきました。
その行為が習慣化されたのは、運動という事もありますが、やはり3ヶ月程度はかかった物と思われます。
今回のコロナ感染騒動は、一時的な物ではないような気がしてきています。
最悪は、今年いっぱい続くのかもという思いもあります。
そうしたら、写真の仕事を続けて最低の収入となる事も覚悟が必要です。
3.11の東日本災害の時は、半年分が吹っ飛んだ形でしたが、今回は悪くすれば、1年分が吹っ飛ぶのかもと思えます。
カメラ界隈のインパクト
カメラ界隈のインパクト第一弾は、フィルムからデジタルへの変遷でした。
そこでカメラはより使いやすくなり、それと共に、写真撮影の技術レベルの底辺が上がった事もあり、上級カメラマンの仕事さえも、かなり変容したと思います。
紙文化からデジタルへ大きく変わったのが一番影響です。
その次は、スマホカメラ。
これは明らかに、一般市民のカメラへの文化を更に高めましたが、逆に言うと、これもそこいらいのカメラマンの淘汰が進んだとも言えます。
その次は、ミラーレスカメラ。
これは、実際には、特に変容はないと思います。
但し、AFが進化した事による影響で、戦陣を切るSonyのカメラにプロユーザだけでなくアマチュアユーザも一気に流れたと思えます。
私のようなクラシックバレエを撮影する一瞬のタイミングで勝負する場合には、ミラーレスはそれまでの光学式カメラよりもパフォーマンスが出ないので、ほとんど影響はありません。もちろんサイレントという面は魅力的ですが。
今回コロナ感染騒動は、静かに映像界隈にもインパクトを与えているのではないかと思えます。
特にテレワークが一気に世界中に広まったおかげで、動画社会にもなったと思えます。
カメラマンは、映像のプロです。
映像のプロが、動画社会で生きる為には、これまで動画で仕事をしていた人達は、当然の事ながら、他の人達より抜きん出ていなければならないでしょうし、スティルカメラマンも映像のプロらしく、動画に対しても 品質 が求められるものと思っています。
その品質実現には、今まで異なった機材も必要ですし、知識も必要です。
また場合によっては、映像を見るだけなく、今までは実施してかなかった音を扱う事もしなければなりません。
これらの事は、フィルムからデジタルカメラになった時に乗り遅れたプロカメラマンも多く淘汰が進んだ時と同じような事が、今発生しようとしているのではないかと、私は考えています。
プロカメラマンが、手元には数十万するカメラがあるのに、テレワーク等で使うカメラが、数千円のカメラじゃ 情けないでしょ と私は思います。
映像のプロは映像のプロとして自分のカメラでテレワークに活用し、音響機器もプロらしい対応をとりたい物だと思ってます。
今後は、もしかしたらお客様と打ち合わせをする時も、関連者全員でインターネット上で顔を見ながらという時代が来るのかも知れません。
その時も考慮して、映像のプロとして動画に対してもアマチュア以上の水準はキープする必要があると考えています。
2020年5月3日