動画/音声 同期について
動画と音声同期について
Z6->NINJA->701D(TASCAM)
HDMIを利用して、タイムコード連携で同期している状態で、スレートトーンの動きを試してみた。
スレートトーン信号あり
上から、Z6->NINJA->701D(TASCAM) の各オーディオ信号波形を表しています。
それらのファイルを単に、並べてみただけのもの。
これらの3種の機器は、Z6のビデオ録画スイッチに連動して、自動的にその他が起動できるように設定している。
701Dは自身が起動された時に、起動時にスレートトーン信号(ピーという短時間の音/以降 SLT と略す)を発して、その音をZ6の音声入力としている。
Z6に入った音声は、NINJAにも出力されている。
SLTは、波形からわかる通り、長方形の波形となっている。
当然の事なのか、701Dの波形が一番綺麗。
上記波形の発生タイミングが異なるのは、701Dが動作後、SLT発生の準備の間が入り、その後、701Dは実際の録音動作が始まると同時にSLTの録音が始まり、それ以降701Dに付けられたマイク入力の音声が始まる事がわかった。
このSLT発生の準備の間だけ、動画信号である Z6/NINJAは動いているわけで、その後SLT音の録音が始まる。
要は、3つの機器が せーのっドン と動き出したのは良いが、701Dだけが、少し間をおいてから、走り出しているのと同じなのである。
また、SLTを元に、他の動画の中に入ってる音で同期させても、これが少しやっかいで、動画に入っているSLTの始まり部分の波形が少しいびつになつている為に、完全には同期しないのである。
NINJAの音は、Z6の音をコピーしているだけなので、明確には言えないが、Z6でのマイク外部端子入力の品質が悪いのだとも言えそうな感じはある。
SLT波形の終端部分は、どれもキチッとしているので、SLT波形の終端で同期させてやれば、全てが同期する事にもなる。
なをここでは不明確ではあるが、Z6 と NINJAには、1フレーム程度の誤差があるのも事実なので、シビアな意味では同一ではない。
まぁ、NINJAを使う時には、全てNINJAのデータを使うので、これは考慮しなくても良いが、1フレーム程度が違う事は、知っておくべき事だろうと思う。
1フレーム分の時間= 1/60S ×1フレーム =0.017S=17ms
スレートトーン信号なし
こちらは、SLTがない場合である。
Z6 と NIJNJA間には、1~2フレーム程度の相違がある。シビアに音が同時に聞いてみると、若干だが、エコーに聞こえるか どうかというレベルだが、実際は、NINJAしか利用しないので問題はないだろう。
701DとNINJA間には、SLTの間はないものの、8フレーム程度の相違があった。
結論
Z6自体の現在のタイムコード関係のインプリメントが完全ではないので、完全な評価ではないが、タイムコードでの同期は、実質できない。
まぁ やるとすれば、手動同期が良いだろうと思える。
手動同期をサポートするのに、スレートトーン信号の終了端で合わせれば、良いのだろうと結論する。
う~ん と言う内容だなぁ~
2020年7月21日