DaVinci Resolve Studio 10bit対応
DaVinci Resolve でカラグレ関係を徹底的に勉強中です。
色については、人一番興味を持って、静止画に関しては、毎回の仕事で数千枚RAWを現像するという恐らく日本でも類を見ないような事をしているかと。
DaVinci ResolveでカラグレをStudy初めてみると、どうもその手の詳しい人が行っているような色が表現できないなぁ~っと思った事と
Nikon Z6 + NINJA で 動画RAWまで作り出す環境があるのに、イマイチ感があった。
DaVinci Resolveは無料版と、有償版DaVinci Resolve Studioがあると知っていたが、DaVinciの核であるカラー関係は、ビデオ深度10bitが扱える有償版Studioでないと、本領は発揮できない模様で、今回Studio版を購入してみた。
まだインストールしたばっかりで、以前のプロジェクトを見ている程度だが、どうも色の出方が鮮やかになったような感じがする。
studio版は、無償版とはソフト自体が異なり、起動時に認証が求められる。
私は、USBドングル版を購入した。(認証キー版も同価格で発売されている)
従来ProRes 422HQ 10bitで作成したプロジェクトで、色々な箇所で、ビデオ深度という項目を探したが、無償版では確認ができなかったが…
Studio版からは、ビット深度という項目が出て、10bitが確認できた。
推測だが無償版では、元が10bitでも8bitで処理されているように思える。
DaVinciでは、ProResはサポートしている事を表明しているが、ProResRawは、サポートしていない。
ProRes規格を提供したAppleの説明で、ProRes 422HQについて「このコーデックは、10 ビットピクセル深度のフルワイドの 4:2:2 ビデオソースをサポートしながら、デコードと再エンコードを繰り返してもビデオを視覚的にロスレスに維持します。」
ProRes のバージョンについては、
ProRes4:4:4 / ProRes4:2:2 HQ / ProRes4:2:2 / ProRes4:2:2LT
が主に使われる。
通常 ビデオ編集する際、4:2:2 10bit が最低ラインだと思える。
普通、8bit Jpeg 圧縮率70%の写真ファイルで色編集しようなんてプロカメラマンは、緊急時を除いていないでしょ。
私も大きく認識違いしていたが、Sonyのこれまでのαシリーズカメラは、動画機能もある程度できていると思っていたが、再度調べたら、私の調べた限りでは、全てビデオ深度 8bit 。 アレレ….. これで 動画仕事は かなり限定されるように思う。
今回 α7S3 で、初めて 4:2:2 10bit がサポートされてやっとマトモになった感がある。
パナソニックなんて、GH5の時代から、4:2:2 10bitをサポートしていたし、フルサイズ DC-Sシリーズは 当然だし、やっぱりパナソニックは、ユーザの実際の利用局面を把握しそれを製品に結びつけていると 新たに認識するばかり。
勉強でなく仕事でカラーを扱う場合には、カメラは 4:2:2 10bitが必須。
またDavinciでは、Studio版が必須と思えます。
Sonyカメラで動画を仕事で使われる方は、さっさっと α7S3 を購入して下さい(^^;)
追記
ブラックマジック社に確認した所、10bitに関しては、無償版でも制限なく利用できるとの事でした。
TAGS: Davinci・DaVinci Resolve Studio | 2020年8月1日