動画のデータレベルについて
要は、動画を扱う上で動画のデータ範囲について知らなければ、色々な所で色の問題に遭遇してしまう事になる。
私などは、単に撮ってそれをDaVinci Resolveで処理して、データをアップロードして見るという自己完結型であった為に、問題は発生しずらかったが。
youtube生配信などをやってみると、このデータレベルの知識が不足していた事を実感した。
簡単な話なのですが、データのビデオ深度に対して扱える信号の大きさは決まっていますよね。bit数が増える事で、階調は細かくなるけど、幅が大きくなる事はないけど。
- A.データレベル/フルレンジ
8bit 0-255
10bit 0-1023 - ビデオレベル/リーガルレンジ
8bit 16-235
10bit 34-940
通常写真の世界では、写真のデータ深度(bit数)に応じて、ユーザが扱える、データの幅が決まっているのは周知の通り。
モノクロ階調で言えば、輝度 最低 で 真っ暗 輝度 最高 で 真っ白
という事は 非常に簡単な事で、どんな素人でもわかっている。
ところが、動画の世界では、昔からの流儀があり、このようになっていない。
上記 データレベル/リーガルレベルと言われており、8bitデータでは、16-235の範囲でしか、表現できない。
もちろん、0-255 の世界のデータを 16-235に持って行くと、はみ出たデータは、切り捨てられるか、階調の圧縮という事が発生してしまう。
調べた限りでは、動画の世界では、元々ビデオレベルで通常の作業を行い、特殊の場合のみに、輝度103%とか言うものを使っていたそう。
スティルカメラマンにとって
もちろん、RGBの世界で生きているデジタルカメラマンであれば、0-255の世界で写真が表現されなければ、一枚の写真を動画公開した場合に、意図と異なるものが出力されてしまう可能性があります。
TAGS: DaVinci Resolve Studio・データレベル | 2020年8月12日