NAS 導入
2021年12月10日
synology のNAS DS1821+ を導入してみた。
当面テスト運用してどういう機能があるのか調査、3T×4個でSHRボリュームを作成。
まだDISKのSHRボリューム作成中の状態で、1Gbps-LANで接続して性能評価。
たかが1Gbpsでのテストだが、ほぼ理論値性能が出ている事はビックリした。
パソコンは10Gbpsでスイッチに接続、スイッチを介して1GbpsでNASと接続している。
116.8MB/S=938Mbps
懸念された音だが、DISKの稼働音は全くしない。
12cmファン×2個を 低速運用しているが、かなり風量が吸い込まれており、その風切り音が出ている程度。
恐らくファンの回転速度は1500回転くらいか。
基本的に、一般家庭の室内に設置するので、気温は1年中を通じて、25度以下となるので、風量は不必要と思う。
ここで、最高度の静音ファンである NF-A12X25-PWM/Y を注文した。
最高速度1200回転のPWM形式のファンだが、これにローノイズ変換コネクターをかまして、最高速度900回転で運用する
恐らく、これが最低ラインの音だと思う。
DISKに関しては、設定で、指定時間アクセスがなければ、駆動を止めさせる事ができるので、アクセスしていない時は、かなり静音仕様になると思われる。
想像以上にこの手の製品としては、よくできていると思った。
以下同一環境で、SHRの再構成(約12時間)とデータのスクラブ 要はDISKの検査と修復作業(約5時間)が済んだ後のアクセス速度を測定した
基本的には、全く変わらなかったようだ。
メモリは 規定値4G から 32Gに更新した。
メモリは synologyの物でなく 一般的な物でsynologyの互換リストには掲載外の物
購入箇所は、実店舗のあるツクモで調達。
なを DS1821+ もツクモで調達。
AD4S2666716G19-D
[ノート用 / DDR4 SO-DIMM(260pin) / 32GB(16GB × 2枚組)セット / DDR4-2666 CL19-19-19 / Premier DDR4 2666 SO-DIMMシリーズ]
1個 14,421円(税込)
一応最新型番のノート用メモリです。
標準で装着されていたメモリ 4G は取り外して、倉庫行きです。
新メモリを購入したら かならず実施すべきは メモリテストで現在実行中。
8時間くらいかかるんだろうと…
なを、メモリテストは、別単体ツールであるSynology Assistantから実施させる事ができるが、Synology Assistant自体が パソコン上で稼働させているウィルスソフトで
Windows10の資格情報関係の障害
1度共有フォルダーを作成後、NASあるいはwindowsを再起動すると、1度作成した共有フォルダーのアクセス時に資格情報関係のエラーが出て共有フォルダーにアクセスできなくなる。
これは、どうも色々と原因があって、基本的にwindows側の障害のようだ。
基本的には 資格情報に NAS側で共有フォルダー作成時に与えたアカウント情報を登録しておけば、問題ないようだ。
コントロールパネル-ユーザアカウント-windows 資格情報の管理-windows 資格情報の追加
上記において NASのホスト名 及びNAS側で作成したその共有フォルダーに対して作成したアカウント情報(ユーザ名/パスワード)を登録しておけば良い
とりあえずこれで動作したが、これで永遠に問題ないのか気になる
10Gbpsネットワークでの評価
Synology純正のネットワークカード E10G18-T1 をセットアップして その他は何も触らずに、共有フォルダーに対して速度テストした。
もうこの時点で、単体の内蔵DISK 6GbpsのSATAの速度が越えている。
windows側ネットワーク構成でJumbo Packet の変更
Jumbo Packet として 9014Bytes への変更を行う。
どうよこのスピード。
内蔵のSSDさえ越えるスピード。
現状は5年前のDISKを利用した評価ですが、最終的には、最新バージョンのDISKと更にキャッシュとしての M.2 を導入するので、更に高速化が期待できると思います。
セキュリティソフトとの関連
当方ではESETを稼働させているが、通常のNAS運用時については今の所問題は発生していない。
但し Synology Assistant というメンナンス用の別ツールを稼働させる時には、ESETのファヤーオールに引っかかってしまっていた。
特に一番最初にネットワーク内に設定したNASを見つけ出すという機能があるのだが、ESETの規定値運用では、NASが見つからなくなっていた。
これに関しては、Synology Assistant稼働時には、ESETを「学習モード」で起動させて、そのソフトのネットワーク上で稼働させて、認識させた後に、「ルール付き自動モード」に変更する事で、以降問題なくSynology Assistantが使えるようになった。
Synology Assistantがない場合、NASのIPアドレスをそれ以外の何かの方法で調べる必要があり、やっかいだ。
なをNAS本体側は特にそのような「学習モード」で稼働させなくても、問題なくネットワーク共有や、ネットワーク機器としての認識されていた。
将来的な運用性の評価も実施しておく
ここまでで、ほぼ全ての実運用上の評価は終了した。
更に将来的な運用を想定して、以下の評価を実施してみる。
1.リセット作業の評価
全ての情報をリセットして、工場出荷時に戻して、そこから DISK3台でのインストールの実施
2.定常運用後のDISK追加の評価
更に1度 SHR-3台のDISKで構築し、実データが存在している状態での、増設DISKの運用評価
ここまで実施できれば、SSDのキャッシュ運用以外は全て実装できた事になる。
最終運用形態
DISKを最新バージョン 6T/個×4個 SHR構成をくんで、当面稼働の最終形態。
微妙に速度が落ちている所もあるが、まぁこれで問題なしでしょ。
結局、NASに付属の12cmファンも Noctiaに変更した。
ローノイズアダプターをかませて、NAS側のFAN速度は、中位で運用。
音が ほとんどしません。
これなら作業室に置いていても良かったかなっと….
ジャンボフレーム
PC側 4088 (この上は 9014)
NAS側 9000
この時の速度は以下の通り
UPSの導入について
synology NAS DS1821+ / DX517 DSM7.0 にBW55T を使って評価してみました。
BW55Tは従来から パソコンのUPSとして稼働していたわけたが、今回、NASをリビングの別室に設置するにあたり、追加でBW55T を購入するかどうかで、事前評価した。
特に問題なく正常に使えたので以下に報告させて頂きます。
NAS側の管理画面では 特にハード機種としての適合性に対して 注意がでるわけでもなく通常に認識。
1.NAS上でUPSの設定 問題なし
評価の為 UPSのスタンバイモードへは 1分に設定
2.UPS元の電源 OFF
UPS アラーム警告
NAS側1分経過後 DISKランプ明滅後 スタンバイモードへ
更に数分後NAS側電源シャットダウン
3.UPS元の電源 ON
NAS側自動起動
互換性リストには ないものの、NAS側自動起動に関しては、オムロンUPSのみが対応していると記述ある。
なんか互換性リストと言ってる事がちくはぐ
NASとしては、将来的に電源交換もしなければならないので、電池の廃棄も含めて、海外製は辞めたいと思っていたが、今回の評価で、日本製UPSとしてオムロンが使える事は良いと考える。
M.2キャッシュ導入
2022年1月11日 M.2キャッシュを導入しました。
WD RED NAS用としてのM.2 が適価と思える費用で売られていましたので導入しました。
WD Red SN700 NVMe WDS500G1R0C 8400円 ×2台
導入ポイント 速度より TBW です。
TBW 1000 は優秀です。
NASというデータセンター利用なので、まずは安定稼働が目標です。
読み込みキャッシュとしてRAID1 構成としました。
導入よる効果としては、とにかく、各種ディレクトリィ=ファイルやディレクトリィの表示が爆速となりました。
予定した通りの効果です。
これで一応全ての機器の設定が終了しました。
M.2キャッシュ導入による速度低下
M.2キャッシュを先日導入しまたが速度が以下のようになった。
RAID1で読み込みキャッシュのみに設定したのですが、読み込み性能がかなり落ちてしまいました。
読み込みキャッシュのみとしたのですが、どうもこのアルゴリズムにバグがあるのではないかと思います。
HDD->RAID(M.2)-> ネットワーク→PC
が想定される運用ですが、M.2移行のデータの流れは爆速のはずですが、
多少の遅延があるかと思いますが、ノーマル状態半分以下になっているので、アルゴリズム的に何かうまく動いてないように思えます。
結局 RAIDタイプをやめて シングル構成にした所 以下の性能となりました。
う~ん なんだかね~
SSDキャッシュにする事で、ディレクトリイの表示が爆速になるので、これは使うのが妥当と思いますが、RAID1構成にまでは設定できない感じです。