NinjaV+AtomXSync+UltraSync ONE +ZOOM F6 タイム同期
NinjaV+AtomXSync,UltraSync ONE ,ZOOM F6 間のタイム同期について
恐らくこの辺りの正しい情報が出ていないので自分が整理したメモを公開しておく
基本的前提事項
NinjaVを利用する意味は、カメラからの映像信号をHDMIを通してNinjA側に収録する事である。
現在ミラーレスカメラと言えど、一部の機種(BMPCC,LUMIXの一部)を除いて、正確なタイムコードを外部から入力する機構が存在していない。
これを解決する為に、NinjaVにAtomXSyncというオプションを接続する事で、カメラ側で外部で使えるタイムコードを正しく映像ファィルに付加して記録できるようよになる。
Ninja側で生成したタイムコードを、HDMIを経由して送られてくる画像信号には、ズレが発生している
但しこの場合一つ問題が発生する。
上記図は、絶対時間の行は、タイムコードのフレームを表していると仮定する。
A点は、0フレームで作成されたカメラ側の画像データであるが、これがNINJAに送られて、NINJA側の収録機器に書き込まれるには、時間が経過して、7フレームのB点でAの画像が書き込まれている事を示す。
NINJA側では、あらかじめA点とB点の差異をキャリブレーションとして設定しておく。
絶対時間7フレームでB映像を書き込む際に、その時点のフレーム数から、予め設定したズレフレーム数の7を減算して、タイムコードを書き込んでいる
その他の機器では、絶対時間で全て書き込まれているので、Aから遷移したB及び、C,Dもタイムコードが統一されるという事である。
これはNinjaのAtomX側の設定内容。
ここでは、タイムコード サーバとして機能し UltraSyncONEとは RF Channeln 1番で接続している事をあらわす
実際に接続されている(タイム同期されている)機器の一覧が表示される。
ここでは、最初が ブルートゥース接続でZOOM F6 RFチャネル(電波)でUltraSync ONEが接続されている事を示す
ZOOM F6側で正しく、タイムシンクロされると、画面下に「EXT 29.9D 」が白色で表示されている。これは、外部シンクロとして 29.9フレーム ドロップフレームありで接続されている事を示す。
これは、UltraSync ONE で、クライアントモードで動作している事を表す、写真の都合で表示されていないが、実際には、右側の小さなLEDランプの箇所が、緑色点滅している。
例えば、Z6はNINJA VとHDMI接続して収録しているとする。
別カメラでは、UltraSync ONEからLTC(タイムコードシンクロ情報)を音声として直接、別カメラに収録しながら撮影する。
別カメラの音声にタイムコードが書き込まれているが、それを編集ソフトであるDavinci等では、音声コートからタイムコード変換しているコマンドが用意されているので、それで簡単にタイムコードが利用できる事になる
全体の注意点としては、
Ninjaに接続されるカメラのタイムコードキャリブレーションを必ず実施しておく事
各外部機器(ここではZOOM F6やUltraSYncOne)が、確実にタイムコード連携している事を確認しておく事
が必須となる。
特に UltraSyncOneとAtomXとのシンクロには、時間がかかる場合がある模様。
TAGS: AtomX・ultraSYNC・タイムシンクロ、NINJA V | 2022年6月11日