SAS(睡眠時無呼吸症候群)
母が元気だった頃(5年位前まで)には、年に数回実家の大坂に帰省していた。
2階建てで私は2階が自分の部屋で、母は1階で寝ていた。
それでも、私が寝ている時に、母に私のイビキが聞こえていたらしい。
元々私は、副鼻腔が炎症になりやすい性質で、鼻がどちらかと言えば詰まりやすかった為に、それが為にイビキをかくのだろうと思っていた。
4年前に心臓の手術をした時には、自分で減量もしていて、体重が約65kg程度。
その当時は、かなり身体が軽く感じていた。
夜寝る時には2分で寝て、朝カパッと起きる。
昼間新幹線に乗っても全く眠くならずに、頭が覚醒状態。
ところが、それから2年程度した時くらいから、夜間に起きる回数が1回は必ず目が覚めて、トイレで排尿。それも量が多い。そんな調子で夜2~3回は起きる率が高くなってきた。
当然昼間は、すごく眠くなる率が高く、レッスンに行く電車の中ではガチで寝ていたし、レッスン終了すると、すごく眠くなっていた。
そういう状態で2年目に入って、昨年自動車にも乗るようになった。
さすがに車に乗っている時は、緊張感の方が強いので、眠気が襲ってくるような事はほとんどないなかった。
但し、今後も車を乗る事も考えて、半年前に泌尿器科で頻尿を調べてもらった。
自宅で排尿の量や時刻のデータを採取して、更に腎臓などを調べてもらった結果、病的に頻尿という事はないという結論になった。
お酒もそういう事で原因の一部ではないかと考えて、半年前に止めた。
それでもその状態は変わらず。
自分で調べて以下の推論にたどり着いた。
「睡眠時無呼吸症候群になっており、夜間に身体の酸素状態が低下、それを補う為に心臓が血流を高める。血流が高くなると血圧が当然高くなり、今度は腎臓が血液内部から水分を取り去り、血圧を低くしようとする。その結果として、小水の量が増えて目が覚める」
そういう推測の元で、睡眠障害専門の病院で調べてもらった結果、SAS(睡眠時無呼吸症候群)が判明。
対処に関しては、根本的な治療がなく対処療法である、睡眠時に鼻から空気を送り込みその圧力で、咽の奥の粘膜を開けるというもの。
結局咽の奥の粘膜が閉じてしまうと、それが無呼吸の状態となるし、それが震えると、いびきとなっている。
根本的な対応としては、体重を減量する事によって、咽の奥の脂肪もとれて、粘膜が閉じてしまうという事を軽減するしかないそうだ。
とりあえず、SAS対応には保険適用で、CPAPという鼻から空気を送り込むマスクを着けて眠る事で改善が可能。
ちょっとそのマスクをするのになかなかに正しく装着しがたい物だけど、それを着用して適用してみると…
あらっ 朝起きると頭がすっきり、昼間も眠くなる率が激減。
夜1度起きた時にでも、とりあえずトイレには行くがその量は少なくなった。
昼間身体が活性化してる率が高し、頭の覚醒率高し。
普段の血圧も明らかに低下。
バレエのレッスンをしても、身体の燃焼度が高い。
良い事ずくめ。
試しにiphoneアプリで睡眠時のいびきを採取したら、ほとんど 0 になってしまっていた。
CPAPマスクは夜寝ていると、ズレてしまい、送り込む空気が正しく送れなかったりすると、その時点で目が覚めてしまうので、目が覚めてしまう回数は現在は、同じかも。でも睡眠の質は明らかに向上しているのは、実感している。
徐々にCPAPマスクの使い方がわかってきたので、夜起きる回数も1回程度になりつつある。
私は病気に関しては、あらゆる事を調べる性質なのだが、
睡眠というのは人間にとって非常に大切。
これがなおざりにされていると、免疫系のダウンから癌リスクの増長、認知証の助長、血圧等の心疾患系の助長をしてしまう事も統計的に明らかな事。
隠れSASは、非常に沢山の人達がなっていると言われている。
徐々に進行して行く為に、老化のせいだとろうという自己勝ってな判断をしている人達が大半だと思う。
独身の人は、スマホアプリで寝ている時のいびきを採取して見れば、一発でわかります。
それに、夜間の排尿が大量の場合は、100%に近くSASになっていると判断しても良いです。
SASの診断は、一晩、マスクのような物と、指に酸素量を量る装置を付けて寝た時のデータを元に判定されます。
これは保険適用で約3500円です。
同じような悩みを持っている人 あるいはいびきをしている人は、SAS診断を是非・是非お勧めします。
2018年3月25日