ミラーレス動態撮影時の最大問題への対応
ミラーレスの最大の問題
ミラーレスの最大の問題は、たとえ現在のセンサーがグルーバルシャッターになったとしても、解決されません。
これに対する解決方法を考えておく必要があります。
ミラーレスと言えど、シャッターレスポンス(シャッターボタンを押してからセンサーに画像を記録するまで)に関しては、一眼レフ並にあるのです。
と言うか、Nikon D5のようなスポーツに特化したカメラ以外に関しては、ミラーがない分もしかしたら、一眼レフ並以上のレスポンスがある感じもしています。
結局、実時間で動いている被写体とミラーレスEVFに写っている画像の遅延が問題なのです。
試しに、動態をEVFでなく裸眼で確認してシャッターをきれば、ほぼ一眼レフ並の写真を撮る事が可能です。
最終的なスポーツ系プロカメラマンがミラーレスに移行できるかどうかは、この問題が解決されない限りは、ミラーレスの移行は厳しいと考えています。
バレエ撮影は、プロスポーツ撮影より場合によっては、厳しいタイミングが必要な場合があります。
解決方向
野鳥撮影では、ドットサイトを利用して鳥を捕らえて、撮影するという手法があります。
バレエの撮影では、裸眼で足の動きまできちんと確認できなければなりませんし、私は視力が弱いので、撮影距離上、裸眼でドットサイトの対応は厳しいと考えました。
色々と調べた結果、あるじゃないですか…
ライフルスコープ 要は、望遠機能付きドットサイトです。
AFはカメラにまかせておいて、倍率変更ができるライフルスコープで被写体を確認して、それで光学的にタイミングをとって、シャッターをきれば、良いのではないかと。
ライフルスコープもピン・キリですが、数千円台からあるので、これは試す価値ありかなぁと思えます。
個人抜きであれば、実用性はあると思えます。
光学ファィンダー付きミラーレス という機能になります。
これであれば、たとえミラーレス側のシャッターをきった後の、ブラックアウトやディレイドアウトがあろうと、それさえも関係なくなります。
ある程度の不自由さはあると思えますが、使いこなしの範囲に収まる事を期待しています。
ゆっくりのシーンは通常にEVF撮影、タイミングの厳しいバッチュ系統は、ライフルスコープ利用という形です。
幸いバレエ撮影では、事前に踊りのシーンが確定しているし、踊りを覚えていれば、使い切れる可能性があると思っています。
さぁ ライフルスコープの物色です。
期待倒れになるか、期待通りか… レポートを後期待(^^;)
2019年4月16日