日々雑感
バレエ
先日新国立のバレエ放映があった。
私の見る目が変わったのかも知れないが、パリオペラ座などと比較すると、全然違うんだもの。
とても厳しいようだが
ダンサー個々の質が全く違う。
身体の鍛えられ方が、全然違う。
そんな身体でバレエの踊りをお客さんに魅せられるとわ 到底思えない。
好意的に見る目もあるが、少なくとも彼らを指導する人達は、もっとシビアな目で見て鍛える必要があると思う。
女性のバレエと言えば、肉体的には、細い線で踊っているようなイメージを一般には持つが、国外の有名所のダンサーの肉体はそうはなっていない場合の方が多い。
鍛えられた身体で踊り演じて、華奢な妖精の踊りを演じる事ができている。
日本人女性で、ローザンヌで金賞をとった菅井円加さん。
彼女などは、線が細い方でなく、逆にがっちりした体型だと思った人達は多かったと思うし、ローザンヌで金賞をとる半年前の国内コンクールでは、上位には入賞していなかった。
しかし、国際的なバレエ審査の審美眼にかかるのは、その肉体、その技術なのである。
新国の女性達、ほぼ全員、回転系の時に顔から表情が消えているが、あれでプロダンサーとは、かなり頂けない。
音に合わせて身体を動かしているだけで良いわけでない、きちんとの一つ一つに技術の完成度があってこそが、バレエ。
2020年2月18日